ボーン(マット・デイモン)は当初モスクワに登場。
過去の記憶を取り戻しつつある彼。
ロシアでは警察に追われるが逃走し、
パリに出現する。
同時期に新聞記者のロス(バディ・コンシダイン)が、
CIAの暗殺部隊”トレッドストーン(踏み石)”作戦とそれに関わるボーンの存在に対する情報を得ていた。
人間兵器として作り出されたボーンは、
ある事件をきっかけにして正気に戻り、
CIAを離脱した。
そのことでトレッドストーン計画は頓挫したが、
その発展版ともいうべきブラック・プライヤー(黒薔薇)作戦が進行中だというのだ。
ボーンは新聞でロスの存在を知り、
ロスに接触を試みるが、
ひと足先にCIAにロスを射殺されてしまう。
ロスの情報源がマドリッド支局長であったことを、
残されたメモから知ったボーンはスペインに向かう。
その頃CIAの黒幕ヴォーゼンは、
(前作ボーン・スプレマシーで)ボーンと関わったパメラをチームに加え、
ボーンを追う。
ボーンはマドリッド支局に到着するが、
そこで支局員のニッキーに再会する。
(前前作、前作で敵として登場)
実は過去に特別な関係であったが、
ボーンの記憶にはそのことは残っていない。
ニッキーは支局長はタンジールにいることを教え、
二人はタンジールに向かう。
CIAのヴォーゼンは、ボーン・ニッキー・支局長の暗殺をチームに命じるが、
パメラはボーンの行動には何か理由があると考え、反対する。
支局長は暗殺されるが、
ボーンは逃亡に成功する。
ボーンはニッキーと行動を別にすることを選ぶ。
ニューヨークに戻ったボーンは、
パメラに接触し、
”トレッドストーン”作戦と、その中枢となる研究所の存在をしる。
ボーンは研究所を目指し、
その過程でヴォーゼンから”トレッドストーン作戦”の機密文書を奪い取り、
パメラに託し告発を彼女に依頼する。
研究所に潜入したボーンは、
とうとう記憶を取り戻す。
彼は暗殺者として洗脳された日のことを・・。
ヴォーゼンはボーンを追い詰め、
ボーンは川へと投身する。
しかし、ヴォーゼンはその後告発により、
逮捕されることとなる。
ボーンの遺体は発見されなかった。
そのことから、パメラはボーンが生きていると確信する・・。
ボーン・アイデンティティーから始まる”ボーン”シリーズ三部作の最終章。
とうとうボーンの正体が明らかになります。
前作まで明かされなかった真実が明らかになるようで、
その謎解きが楽しみですね。
それに加えて、
過去の恋人だったニッキーとのせつない邂逅も見逃せないポイントのようです。
この作品はロバート・ラドラム原作のシリーズですが、
ロバート・ラドラムの死後、
他の作者(エリック・ヴァン・ラストベーダー)によって、
続編3作が発表されています。
当初映画も3部作で終了の予定でしたが、
続編「ボーン・レガシー」の制作がきまっているそうです。
ただし、主役(マット・デイモン)は交代するとか。
ストーリーは気になります。
原作を読んでみたくなってきました。